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2023年11月04日
神社の鳥居の起源・意味・くぐり方・種類等を解説!
神社に行くのは初詣のときくらいという方、
神社巡りが趣味の方、
近所の神社によくお参りに行く方など、
神社に行く頻度は人それぞれです。
しかし、自分では気づかないうちに
神様に失礼なことをしていたら、
ご利益どころか逆効果になっているかもしれません。
神社に行くと必ず目にする鳥居ですが、
特に鳥居を意識をすることもなく、
なんとなく鳥居を通り過ぎていたら、
注意が必要です。
そこで今回は神社の鳥居について解説します。
鳥居の起源や意味、
正しいくぐり方や鳥居の種類等も合わせて
ご紹介しますので、参考にしてみてください。
鳥居の意味とは?
そもそも鳥居には
どのような意味があるのでしょうか?
神社にある鳥居は門としての役割だけでなく、
私たち人間が住む「俗界」と神様が宿る「神域」を
分ける境界の意味があります。
そして、鳥居には穢れが入ってこないようにする
「結界」の意味があります。
鳥居から先は境内にあたり、
神様の領域であることを示しています。
なので、神社に詳しい人は
神社で鳥居の中へ入る時に一礼して
境内へ入ってきます。
また、自然のものを御神体としてお祀りしている、
本殿をもたない神社もあります。
このような神社では、
御神体の前に鳥居を建てることで、
鳥居そのものが神様の存在を
意味しているといわれています。
鳥居の起源について
鳥居の起源については諸説あり、
どれが正解なのかはわかっていません。
日本国内が起源とされる説には、
天照大神が天岩戸にお隠れになったとき、
誘い出そうと鳴かした鳥が
止まっていた止まり木から「鳥居」となった
という説や、
神社の鳥居をくぐることから「通り入る」が転じて
「鳥居」となったという説などがあります。
他にも、インドのトーラナと呼ぶ塔門が
鳥居と似ているため、
これが鳥居の起源となったという
外国起源説などもあるようです。
神社の鳥居に関しては起源は
確定できなさそうですね。
鳥居の正しいくぐり方は?
神社にある鳥居の正しいくぐり方を
ご存じでしょうか?
鳥居の先は神域ですから、
神域に足を踏み入れる前に立ち止まり一礼します。
そして、鳥居の中央は神様が通るところ
といわれていますので、
中央ではなく左右どちらかの端を通り
鳥居をくぐります。
参拝を済ませて神社を後にするときにも、
鳥居をくぐった後で振り返り一礼します。
これが鳥居の正しいくぐり方、いわゆる作法です。
正しいくぐり方で鳥居をくぐり、
神様に失礼のないようにしましょう。
鳥居の色について~なぜ赤なのか?~
神社の鳥居の色は赤が多いですが、
なぜ鳥居の色は赤なのでしょうか?
赤い色は血液や太陽の色を表すことから、
生命エネルギーの象徴といわれています。
そのため、赤い色は古くから
厄除けや魔除けの意味を込めて使われていました。
神社の鳥居を赤く塗るのも、
魔除けや疫病除けの意味が込められていると
考えられます。
また、赤色(朱色)の原材料には
防腐剤としての役割もあり、
木材で作られた鳥居を長く保持する意味も
あるようです。
しかし、神社の鳥居には白、黒、青などもあり、
鳥居の色が赤と決まっているわけではありません。
鳥居の種類
では、鳥居の種類についてみていきましょう。
神社の鳥居の種類は60種類以上ある
といわれていますが、
大きく分けると明神系の鳥居と
神明系の鳥居に分けられます。
見た目にも違いがあるので、
違いを知っておくと神社参拝のときに
どちらの鳥居か見分けることもできます。
明神系
明神系の鳥居は、一番上の笠木が直線ではなく
反りがあり、両端が少し上がったように見えます。
そして、笠木のすぐ下には島木があり、
鳥居の最上部は笠木と島木が重なり合っています。
貫きが柱を貫通しているのも
明神系の鳥居の特徴です。
また、2本の柱は地面と垂直ではなく、
やや下が広がった形をしています。
中央に神社名を示す額束があるのも、
明神系の鳥居の特徴です。
神明系
神明系の鳥居は全体的に
シンプルで直線的に見えるのが特徴です。
一番上は笠木だけで島木はなく、
貫きは柱を貫通していません。
また、柱は地面と垂直に立てられている点も、
神明系の鳥居の特徴といえるでしょう。
湖や海に浮かぶ鳥居で有名なのは?
湖や海に浮かぶように鳥居があることで
有名なのはどこの神社でしょうか?
最も有名なのは、
世界遺産にも登録されている
広島県にある厳島神社です。
海に浮かぶ赤い鳥居はとても美しく、
日本三景の一つにも数えられています。
海に浮かぶ鳥居は他にもたくさんありますが、
茨城県の大洗磯前神社や佐賀県の大魚神社、
福岡県の桜井二見ヶ浦神社などが有名です。
湖に浮かぶ鳥居で有名なのは、
滋賀県の琵琶湖に浮かぶ白髭神社や
神奈川県の芦ノ湖にある箱根神社です。
海や湖に浮かぶように見える鳥居は
とても幻想的で美しく、絶景スポットや
パワースポットとしても人気です。
鳥居をくぐってはいけないタイミングはある?
神社の鳥居をくぐってはいけないと
いわれるタイミングはあるのでしょうか?
それは、忌中や喪中のときです。
しかし、忌中のときを除けば、
喪中の期間でも神社の鳥居をくぐっても
問題ないと思われます。
宗教により神社の鳥居をくぐれない方もいますので、
あくまで神社の鳥居をくぐれる方にのみの情報として
扱ってくださいね。
忌中は故人の四十九日法要までの四十九日間で、
お祝い事はもちろん、
神社参拝や新年のお祝いなども
控えた方が良いとされています。
一方、喪中は遺族や親族が
故人を偲ぶ期間のことをいい、
その期間は故人との関係によって異なりますが、
一周忌法要までの約一年間です。
喪中の間もお祝い事や新年のお祝いなどは
控えた方が良いですが、
忌中を過ぎていれば神社の鳥居をくぐっても
問題ないといわれています。
「鳥居をくぐってはいけない」とは、
「鳥居をくぐらず横から境内に入れば大丈夫」
という意味ではなく、
神社参拝を控えた方が良いという意味なので、
その点は勘違いしないようにしましょう。
鳥居の数え方
ところで、鳥居の数え方はご存じですか?
鳥居の数を数える機会はあまりないので、
知らない方も多いのではないでしょうか。
鳥居の数え方の単位は「基」ですので、
「一基」「二基」「三基」と数えます。
覚えておくと良いでしょう。
神社の石を持って帰ってはいけないのはなぜ?
神社の境内にある石を持って帰っては
いけないことになっていますが、
それはなぜなのでしょうか?
神社の鳥居をくぐった先の境内は神域であり、
そこにあるものは全て神社のもの、神様のものです。
石や草木のような自然の物であっても
持ち帰ってはいけません。
他にもいくつか理由があるようですが、
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
神社の石は絶対に持ち帰ってはいけない理由とは?持ち帰ってしまったらどうする?
まとめ:神社の鳥居の起源・意味・くぐり方・種類等を解説!
神社の鳥居にもいろいろな種類があり、
形や色も同じではありません。
また、鳥居は門としての役割だけでなく、
境界であり結界の意味もあります。
そう考えると、鳥居のくぐり方や
くぐってはいけないタイミング、
石などを持ち帰ってはいけない理由なども
納得できます。
今までは神社参拝をしても鳥居など
気にしていなかったという方も、
次回からは少し意識をしながら
鳥居を眺めてみてください。
神社の波動は鳥居を越えると明確に変わり始める
ここまで神社の鳥居について
詳細に書かせていただきました。
神社の鳥居はくぐると、
明確に神社とそれ以前の場所の磁場が
変化することが多くあります。
神社の鳥居には、いろいろな意味がありますが、
現代でも明確に結界のような役割も
持っているものだと思っています。
ぜひあなたも神社の鳥居を越えてみて、
場の変化を感じてみてくださいね。